今日は
目の下のクマ治療
の話題です。
モニター様は20代前半の方です
『目の下のクマを改善したい』
とのことで、
目の下のふくらみ取り
(下眼瞼経結膜的眼窩脂肪除去:つまり
下まぶたの裏から脂肪を取る手術)、
および目の下のヒアルロン酸注射
をさせていただき、
1か月後の経過を
撮影させていただきました
↓施術前↓
↓施術後1か月↓
以下、解説です。
↓施術前↓
下の写真に白点線で示したように
施術前は眼窩脂肪が隆起しています。
この脂肪の塊を
下まぶたの裏の粘膜側から除去します。
なので、表面には
傷はできません。
しかし、脂肪除去だけですと、
このタイプのクマの方では、
下の写真の青点線のエリアの凹みと
脂肪を除去したところが
一帯となってへこんでしまい、
元気なお目元には見えません。
そのため、青点線のエリアには
ヒアルロン酸を注入し、
逆に少し膨らませることをしています。
ヒアルロン酸は目の下の場合、
数回程度入れますと、
長持ちモードに入ることが多く、
何度も入れ続けるものではありません。
5年経っても
まだまだ残っているということも
多々拝見します。
このようなお目元の方のクマ改善には
青点線のエリアの凹みを
併せて解消することが
とても大切になるのですが、
そのために、
他にも手法があります。
ひとつは、ハムラ法、
あるいは裏ハムラ法という方法です。
これは簡単に説明しますと、
上の写真で白点線部分にいる
眼窩脂肪の一部、あるいは全部を
青点線部分の皮下にスライドして
縫着することによって
青点線エリアの凹みを解消させて、
目の下の涙袋よりも下方が
平面化するという術式です。
また、他の術式としましては、
眼窩脂肪を除去した上で、
除去した眼窩脂肪、あるいは
身体のどこか他の部位から脂肪を
吸引するなどして採取してきて、
青点線エリアに注入して
脂肪を注入して生着させることで、
目の下を平面化するという術式です。
目の下のクマの改善方法は
いろいろな手法があります。
どの方法が最も良いのか、
ということを考えました時、
医師によって
考えは異なることと思います。
私は、これまで
これらの術式を行ってきた中で、
目の下の眼窩脂肪除去と
ヒアルロン酸注射の組み合わせが最も良いと、
私個人としては考えております。
などの理由からです。
もちろん、
ヒアルロン酸にも長所ばかりではありません。
といったことがありますが、
脂肪注入やハムラ法で起こり得ることと
比べた時には、
些細な問題であることが多いからです。
ちなみに、
以下に施術前、施術直後、
施術後1週間、施術後1か月の経過を
時系列で並べます。
↓施術前↓
↓施術直後↓
↓施術後1週間↓
↓施術後1か月↓
ご参考になりましたら幸いです。
目の下のふくらみ取りは、元々皮膚にたるみがなく、目袋によるクマが目立つ場合に適応します。下まぶたの内側の赤い粘膜の部分から必要な分の脂肪を取り除きます。
保障期間:1年間
保障内容:左右差等の修正手術、術後トラブルが生じた場合のアフターケア
※ヒアルロン酸注入による調整が適応の場合は保障対象外です。
再手術をご希望でも半年は承れません(感染、縫合不全、拘縮等のリスクが高くなるため)。
ヒアルロン酸注射は凹みの下に注射して持ち上げる、形を整える、また鼻等の高さを作る効果があります。注射する場所と注射量により異なりますが、初回は3~6か月で拡散吸収され、無くなっていきます。回数を重ねる毎に無くなりにくくなり、長持ちするようになります。
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