2024/07/23
*腰のタトゥー ピコレーザーによる除去 4回照射後7年
今日は
刺青・タトゥー除去
の話題です
モニター様は30代後半の方です。
腰のタトゥーに対して
レーザー照射 3回
↓
外用薬(トレチノイン+ハイドロキノン)
↓
レーザー照射 1回
↓
外用薬(トレチノイン+ハイドロキノン)
↓
外用薬(ハイドロキノン)
をさせていただき、
経過を撮影させていただきました
↓(左)1回目照射前、(右)4回照射後7年↓
全体的に
タトゥーを入れていたことが分からないくらい
墨が消えましたね。
以下、時系列で
写真を並べます。
↓(左から)
↓1回目照射前
↓1回目照射後1か月半(2回目照射前)
↓2回目照射後6か月(3回目照射前)
↓(左から)
↓3回目照射後1か月
↓外用薬(トレチノイン+ハイドロキノン)2か月塗布(4回目照射前)
↓(左から)
↓4回目照射後3か月半から外用薬(トレチノイン+ハイドロキノン)1か月半塗布
↓外用薬(ハイドロキノン)を1か月分処方してから6年7か月後
今回はレーザー照射だけではなく
外用薬(トレチノイン+ハイドロキノン)の治療もご提案いたしました。
*現在、弊院ではトレチノインを取り扱っておりません。
レーザーは墨を破壊するだけではなく、
レーザー処置後、
マクロファージといった免疫細胞が
墨に染まった細胞を貪食して
タトゥー除去に作用する例も多く見受けられます。
タトゥーの色が抜けた後の
茶色い色素沈着は
日焼けが治るようにして1年程度で
かなり薄くなることもありますが、
何年待っても残ってしまうこともあります。
その際にはレーザートーニングを
ご検討いただくようになります。
弊院のレーザー治療は
従来のQ-スイッチレーザー
(Q-スイッチYAG、Rubyレーザー)よりも、
少ないダウンタイムで、
しかも治療回数も
1/2~2/3くらいの少ない回数で
薄くできることが多いです。
また
黒の他の色、全色対応ですので、
カラフルなタトゥーを消したい方も
どうぞご相談くださいませ
ご参考になりましたら幸いです。
▼名称▼料金▼施術の説明▼リスク▼施術後の注意点
▶
ピコレーザーによるタトゥー除去※1回あたりの照射料金です。
※必要な照射回数は1~10回程度と個人差が大きいです。
- 30cm²以下(5.4×5.4cm目安)税込38,000円
- 31~50cm²(7×7cm目安)税込45,000円
- 51~100cm²(10×10cm目安)税込50,000円
- 101~150cm²(12.2×12.2cm目安)税込55,000円
- 151~200cm²(14.1×14.1cm目安)税込68,000円
- 201~250cm²(15.8×15.8cm目安)税込80,000円
- 251~300cm²(17.3×17.3cm目安)税込90,000円
- 301~350cm²(18.7×18.7cm目安)税込100,000円
- 351~400cm²(20×20cm目安)税込110,000円
- 401~450cm²(21.2×21.2cm目安)税込120,000円
- 450cm²~ ご来院にて応相談
- 局所麻酔
└100cm²以下 税込4,000円
└200cm²以下 税込8,000円
- 色素沈着予防の内服薬(3種類) 2,000円x3=税込6,000円
※各回照射につき2~3セットご購入をおすすめしています。
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ピコレーザーによるタトゥー除去刺青のインク・墨にこのレーザーを照射して、かさぶたを作って落とすような機序と免疫細胞の貪食作用によって、刺青の色を徐々に消していく治療ですので、照射後は数か月単位の長い目で経過をみてください。
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ピコレーザーによるタトゥー除去- 痛み、内出血、熱感、痒み…レーザーの光衝撃で起こることがありますが、基本的には自然軽快します。心配な際は再診してください。
- 蜂窩織炎…レーザー照射部分の清潔が保たれないと、稀に皮膚の感染症(蜂窩織炎等)を起こすことがあり、その際には抗生剤点滴・内服治療のため通院が必要になることがあります。
- 全くの素肌に戻ることは難しく肌の質感が異なります。白斑が生じることがあり、その治療は難しいことがあります。また稀に肥厚性瘢痕、ケロイドが生じることがあります。
- 稀に反応が悪いことがあります。皮膚の深い層まで墨が入っているとレーザー光が届かず、照射回数が多くなったり、最終的に薄く残ったりすることもあります。その場合でもご返金はいたしかねます。何回の照射で消えるか予想が立てられない施術であることをご了承ください。
- 炎症後色素沈着…1か月ほどかけて、色素沈着が濃くなることがあります。その際は、内服薬やハイドロキノンクリーム(費用別途)にて徐々に改善することがあります。ハイドロキノンクリームは、施術後3~4週間はレーザー照射部位には使用しないでください。使用開始後は、夜入浴後にレーザー照射部位に薄く膜が張る程度に塗ってください。赤み、かゆみ等が強い時は中止してください。
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ピコレーザーによるタトゥー除去- 施術後は照射部位に軟膏を塗付してラップとテーピングをします。翌日からも創部が上皮化するまで軟膏+ラップ+テーピングを続け、照射部位が軟膏で保湿された状態を保つようにしてください。レーザー照射部位にかさぶたが付いたり、水ぶくれが生じたりします。かさぶたが付いた場合は、無理に剥がさず、入浴時の石鹸は泡で優しく洗うようにしてください。皮膚から浸出液が止まるまでは創部が浸かる入浴は控えて、シャワーのみにしてください。
- レーザー治療期間中は、内服薬は必須です。
●ハイチオール
L-システイン。ビタミンCと共に、メラニンをつくる過程で働くチロシナーゼの働きを抑えることで、シミの発生を抑制し、またメラニンの排出も促します。
●シナール
ビタミンC・パントテン酸。その抗酸化作用によってメラニン生成を抑えます。
●トラネキサム酸
メラニンをつくる過程で働くプラスミンというメラノサイト活性因子を抑制して、シミの原因となるメラニン生成を抑制します。止血剤でもありますので、血栓性疾患既往がある場合やピル内服中の方はご使用になれません。トラネキサム酸は3か月使用したら一旦1か月以上は休薬してください。腹部不快感、むくみ、肩こり、稀に生理不順等が起こることがあり、その際は中止してください。 - 日焼け止めやU・Vlock等を使用して、紫外線対策は十分にしてください。
- 追加照射の際は、2か月は間隔を空けてください。
- その他分からない事や、異常を生じた場合はご連絡ください。