今日は
ニキビ治療
の話題です。
ニキビに対しての治療薬
を導入しました。
イソトレチノイン(ロアキュタン・ビタミンA誘導体)
というお薬です
※2021年8月20日より、イソトロインというお薬もお取り扱い開始しました。
イソトレチノイン(ロアキュタン・ビタミンA誘導体)は
ビタミンA誘導体。
皮脂の分泌を強力に抑えることで、
通常のニキビだけではなく、
重症炎症性ニキビに対しても効果があります
欧米では
ニキビの最強の治療薬として、
また
ニキビ治療の基本的なお薬として
認知されていますが、
残念ながら日本では
保険がきく承認薬とは
なっていません
というのは、副作用として
催奇形性(胎児に奇形を来す)のリスク
が高かったり、
憂鬱になったりイライラしたり自殺企図など
精神的な障害を来すリスク
などが稀にあるためです。
他にも稀に
肝機能障害が生じることも
あると言われ、
また関連性の証明は
なされていないようですが、
潰瘍性大腸炎やクローン病などの
炎症性腸疾患の誘発も疑われています。
定期的な血液検査も
必要になりますが、
弊院で治療に使う用量では、
肌の乾燥くらいの症状に
留まることが多いです。
私自身、前職におきまして、
このイソトレチノイン(ロアキュタン・ビタミンA誘導体)を
たくさんのお客様方の
ニキビ治療に使用してきましたが、
本当に力強いお薬です
ニキビの治療というのは
世の中、いろいろなものが
行われています。
抗菌薬の内服や外用
ケミカルピーリング
IPL(フォトの治療)
イオン導入
フラクショナルレーザー
プラセンタ
低用量ピル
高濃度ビタミンCなど点滴治療
などなど。
でも、
なかなか重症ニキビは
これらをまじめに続けて
何十万円というお金をかけても
太刀打ちできないことも多々。
世の中の美容皮膚科の
ほとんどが、
上記のような治療を
まず行っていきましょう、
というスタンスですが、
10回、20回と回数を重ねて
それでもダメだった
というケースも多いです
レーザー治療などは
回数をかけていくのが
基本ですから、
結構お金がかかります。
また上記のような治療を
していただかないと、
売上にならないなどの
クリニック側の事情や
イソトレチノイン(ロアキュタン・ビタミンA誘導体)の副作用への
懸念もあるのかもしれません
しかし、使用上の注意を
しっかりとお守りいただき、
リスクをしっかりとご理解いただいた上で
治療に進むことができれば、
イソトレチノイン(ロアキュタン・ビタミンA誘導体)は
非常に力になってくれるお薬ですし、
費用面でも
レーザー治療など比にならない
素晴らしいコストパフォーマンス
だと思います
ご参考になりましたら幸いです。
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